概要
GitHub Actions と AWS IAM OIDC 連携を使った自動デプロイパイプラインのテンプレートを追加する。
永続的なAWSクレデンシャルを使わず、OIDC短期トークンで安全にデプロイを実行する。
本リポジトリはテンプレートであるため、ワークフローは workflow_dispatch(手動実行)のみをデフォルトとし、
ユーザーがコピー後に push / tag トリガーを自身の運用に合わせて有効化する想定。
Depends on #108(マルチ環境デプロイ対応)
背景・モチベーション
現状は手動で cdk deploy を実行する必要があり、以下の課題がある:
- デプロイの属人化(誰がいつデプロイしたか追跡しにくい)
- IAMユーザーの長期クレデンシャル管理のセキュリティリスク
- CI(build.yml)はあるがCDは未整備
このリポジトリはテンプレートとして利用されるため、コピー後すぐにCD環境を構築できる基盤を提供する。
設計方針
テンプレートとしての提供方針
このリポジトリ自体ではデプロイワークフローは実行されない。
deploy.yml は workflow_dispatch(手動実行)のみをデフォルトトリガーとする
- push / tag トリガーはコメントで例示し、ユーザーが自身の運用に合わせて有効化する
GitHubOidcStack はCDKコードとして含め、コピー後すぐに cdk deploy できるようにする
OIDCプロバイダーの制約への対応
AWSアカウントに対して GitHub 用 OIDC プロバイダー(https://token.actions.githubusercontent.com)は
1アカウントにつき1つしか作成できない。
そのため、OIDCプロバイダーは専用スタック GitHubOidcStack に分離し、
環境ごとの権限分離は IAMロールの Trust Policy の sub 条件(ブランチ/タグ)で実現する。
GitHubOidcStack(1回だけデプロイ)
├── OIDC Provider(1つ)
├── IAM Role for dev ← sub: repo:OWNER/REPO:ref:refs/heads/develop(方式A/C)
│ sub: repo:OWNER/REPO:ref:refs/tags/dev-v*(方式B)
└── IAM Role for prod ← sub: repo:OWNER/REPO:ref:refs/heads/main(方式A)
sub: repo:OWNER/REPO:ref:refs/tags/v*(方式B/C)
既にOIDCプロバイダーが存在するアカウントでは --context existingOidcProvider=true で
新規作成をスキップし、既存プロバイダーを参照可能にする。
デプロイトリガー方式
ワークフローはデフォルトで workflow_dispatch のみとし、以下3方式をコメントで例示する。
ユーザーがコピー後に自身の運用に合わせて選択・有効化する。
方式A: ブランチベース
develop ブランチ push → dev 環境に自動デプロイ
main ブランチ push → prod 環境にデプロイ
- 向いているケース: 継続的デプロイ、高速イテレーション
- develop + main の2ブランチ運用が前提
- prod保護はブランチ保護ルール(マージに承認必須)で実現
方式B: タグベース(mainブランチ一本化)
dev-v* タグ push → dev 環境にデプロイ
v* タグ push → prod 環境にデプロイ
- 向いているケース: リリースを明示管理したい、ブランチ戦略をシンプルにしたい
- main ブランチのみの運用で済む
dev-v1.0.0-rc.1 → テスト → v1.0.0 という流れが自然
- 既存の
release-please.yml との相性が良い
方式C: ハイブリッド
develop ブランチ push → dev 環境に自動デプロイ
v* タグ push → prod 環境にデプロイ
- 向いているケース: devは常時デプロイしつつ、prodはリリース管理したい
GitHub Actions ワークフロー
# .github/workflows/deploy.yml
on:
workflow_dispatch:
inputs:
environment:
description: 'Deploy target environment'
required: true
type: choice
options:
- dev
- prod
## ── ブランチベース(方式A)を有効化する場合、以下のコメントを外す ──
# push:
# branches: [develop, main]
## ── タグベース(方式B)を有効化する場合、以下のコメントを外す ──
# push:
# tags: ['dev-v*', 'v*']
## ── ハイブリッド(方式C)を有効化する場合、以下のコメントを外す ──
# push:
# branches: [develop]
# tags: ['v*']
permissions:
id-token: write
contents: read
jobs:
deploy:
runs-on: ubuntu-latest
steps:
- uses: actions/checkout@v4
- uses: aws-actions/configure-aws-credentials@v4
with:
role-to-assume: ${{ vars[format('AWS_ROLE_ARN_{0}', env.ENV_NAME)] }}
aws-region: ${{ vars.AWS_REGION }}
- run: |
cd cdk
npm ci
npx cdk deploy --all --context env=$ENV_NAME --yes
変数は Repository Variables に設定:
AWS_ROLE_ARN_DEV: dev用IAMロールARN
AWS_ROLE_ARN_PROD: prod用IAMロールARN
AWS_REGION: デプロイ先リージョン(例: ap-northeast-1)
補足: より厳密な環境保護が必要な場合は、GitHub Environments を設定し Required reviewers で prod デプロイに承認ゲートを追加できる。
セットアップ手順(ユーザー向けドキュメントに記載)
1. OIDCスタックのデプロイ(初回のみ)
cd cdk
npx cdk deploy GitHubOidcStack \
--context githubOwner=YOUR_ORG \
--context githubRepo=YOUR_REPO
2. GitHub リポジトリの設定
Repository Variables に以下を設定:
AWS_ROLE_ARN_DEV: OIDCスタック出力値(dev用ロールARN)
AWS_ROLE_ARN_PROD: OIDCスタック出力値(prod用ロールARN)
AWS_REGION: デプロイ先リージョン(例: ap-northeast-1)
3. デプロイトリガーの有効化
deploy.yml 内のコメントから、自身の運用に合った方式(A/B/C)を選択して有効化する。
概要
GitHub Actions と AWS IAM OIDC 連携を使った自動デプロイパイプラインのテンプレートを追加する。
永続的なAWSクレデンシャルを使わず、OIDC短期トークンで安全にデプロイを実行する。
本リポジトリはテンプレートであるため、ワークフローは
workflow_dispatch(手動実行)のみをデフォルトとし、ユーザーがコピー後に push / tag トリガーを自身の運用に合わせて有効化する想定。
Depends on #108(マルチ環境デプロイ対応)
背景・モチベーション
現状は手動で
cdk deployを実行する必要があり、以下の課題がある:このリポジトリはテンプレートとして利用されるため、コピー後すぐにCD環境を構築できる基盤を提供する。
設計方針
テンプレートとしての提供方針
このリポジトリ自体ではデプロイワークフローは実行されない。
deploy.ymlはworkflow_dispatch(手動実行)のみをデフォルトトリガーとするGitHubOidcStackはCDKコードとして含め、コピー後すぐにcdk deployできるようにするOIDCプロバイダーの制約への対応
AWSアカウントに対して GitHub 用 OIDC プロバイダー(
https://token.actions.githubusercontent.com)は1アカウントにつき1つしか作成できない。
そのため、OIDCプロバイダーは専用スタック
GitHubOidcStackに分離し、環境ごとの権限分離は IAMロールの Trust Policy の
sub条件(ブランチ/タグ)で実現する。既にOIDCプロバイダーが存在するアカウントでは
--context existingOidcProvider=trueで新規作成をスキップし、既存プロバイダーを参照可能にする。
デプロイトリガー方式
ワークフローはデフォルトで
workflow_dispatchのみとし、以下3方式をコメントで例示する。ユーザーがコピー後に自身の運用に合わせて選択・有効化する。
方式A: ブランチベース
方式B: タグベース(mainブランチ一本化)
dev-v1.0.0-rc.1→ テスト →v1.0.0という流れが自然release-please.ymlとの相性が良い方式C: ハイブリッド
GitHub Actions ワークフロー
変数は Repository Variables に設定:
AWS_ROLE_ARN_DEV: dev用IAMロールARNAWS_ROLE_ARN_PROD: prod用IAMロールARNAWS_REGION: デプロイ先リージョン(例:ap-northeast-1)セットアップ手順(ユーザー向けドキュメントに記載)
1. OIDCスタックのデプロイ(初回のみ)
cd cdk npx cdk deploy GitHubOidcStack \ --context githubOwner=YOUR_ORG \ --context githubRepo=YOUR_REPO2. GitHub リポジトリの設定
Repository Variables に以下を設定:
AWS_ROLE_ARN_DEV: OIDCスタック出力値(dev用ロールARN)AWS_ROLE_ARN_PROD: OIDCスタック出力値(prod用ロールARN)AWS_REGION: デプロイ先リージョン(例:ap-northeast-1)3. デプロイトリガーの有効化
deploy.yml内のコメントから、自身の運用に合った方式(A/B/C)を選択して有効化する。